トップへ
【活用事例】指導の根拠を獲得し、生徒の心理的安全性を確保する(東明館中学校・高等学校)

東明館中学校・高等学校

【活用事例】指導の根拠を獲得し、生徒の心理的安全性を確保する

 

 

指導の根拠を獲得し、生徒の心理的安全性を確保する

 

「Ai GROW」の導入を決めた理由は、探究における生徒の成長の把握ができること、生徒指導の根拠となるデータが取得できることに加え、生徒の心理的安全性とグロースマインドセットを把握することができるオプションの「傾向チェック」への期待もありました。

「Ai GROW」は、探究の設計・評価・効果検証以外にも、生徒の特性把握、クラスマネジメント、学校行事の効果検証でも役立てています。2021年度より導入し、年度内にコンピテンシー評価と傾向チェックともに3回実施しています。

現在、NPO法人テラルネッサンスとともに活動を行っていますが、数百万円を動かす大きなプロジェクトの前に「傾向チェック」を実施したことで、不安を感じている生徒を把握することができました。また、このプロジェクトを通して校外の方々と活動する中で生徒の成長を感じることができましたが、再度「傾向チェック」を実施することで、生徒の成長を「感覚」だけでなく、「データ」としても把握することができました。

「Ai GROW」導入直後はコンピテンシーの計測を月1回行っていましたが、間隔をある程度空けて計測する方がより良いデータを獲得できるのではないかと思い、現在は、学期ごとに1度の計測に変更。その代わり、「傾向チェック」を細かく実施することにしました。「傾向チェック」はコンピテンシーの測定ほど時間もかからず、短時間で簡単に個人やクラスの状態を把握できます。この「傾向チェック」の結果は私が感じる生徒の心の状態とマッチしており、驚きとともに私の主観を客観視することにもつながっています。

「Ai GROW」のデータを活用することで根拠と自信をもって生徒指導を行うことができるようになりました。今後も「傾向チェック」をこまめに実施し、ありのままの自分をさらけ出し、主体的に学ぶために必要な心理的安全性と自律的な学習を支える環境を確保していきたいです。また、豊かな人間性をつくるための基盤となる自己肯定感と自己効力の変化も計測しながら、生徒の成長にかかせないグロースマインドセットの成長にもつなげていきたいです。