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【活用事例】特設科目とコンピテンシー向上の関係を探る(蒲田女子高等学校)

蒲田女子高等学校

【活用事例】特設科目とコンピテンシー向上の関係を探る

特設科目とコンピテンシー向上の関係を探る

 

 

学校教育目標は「清・慎・勤」。これらを生徒に意識させながら教育活動を展開し、自分の道を切り開いていく力を養う取り組みを行っています。その中で、学校生活全般、教育目標や、本校の特設科目「みらい」と生徒のコンピテンシー向上の関係性を示すエビデンスの獲得を目指して「Ai GROW」の導入を決めました。生徒が相互評価を通して自らを客観視し自分の可能性を広げられること、生徒同士のコミュニケーションが活性化することにも期待しました。

計測の結果、特に伸びたのは、課題設定、個人的実行力、体制、柔軟性、影響力の行使でした。コロナ禍の今、できることを自分たちで検討して企画立案、運営実行する活動、SDGsや社会問題について調べ、情報収集・提案・発表する授業、職業講話などを通し、仕事や将来について自分事として考える授業、学年ルールなどの徹底、実習や製作、体験などに取り組み、気付きや成果を発表・共有する授業などがコンピテンシーの成長に寄与したと考えられます。また、「振り返りシート」を活用した客観的な自己理解を並行して行うことで、生徒のメタ認知の育成や自己と社会のつながりを見い出す力も伸びたように感じます。

今後は「Ai GROW」で得られたデータをクラス運営や個々への助言などに積極的に活用し、主体的に課題設定を行いながら行動できる人材を育てていきたいと考えています。自分の行動特性(コンピテンシー)を知り、それを向上させようと意識することで、グローバルな活躍につなげてほしいと思います。