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【活用事例】教育目標に掲げる「育てたい9つの力」を定量化(北海道紋別高等学校)

北海道紋別高等学校

【活用事例】教育目標に掲げる「育てたい9つの力」を定量化

右:校長 花松 均先生
左:教頭 髙野龍彦先生

 

教育目標に掲げる「育てたい9つの力」を定量化

 

本校では、学校教育目標に基づき育てたい生徒像を「主体的に行動できる生徒」とし、向上心、自主性、論理的思考能力、感性、想像力、表現力、郷土愛、責任感、思いやり、以上9つの力を育てたい能力に設定しています。

学校教育目標の具現化に向け、これまで各種教育プログラムの効果検証を定性的に行ってきましたが、客観的かつ定量的な評価を取り入れるべきだと考え、「Ai GROW」を導入しました。従来のアンケートのようなものとは異なり、相互評価やAIによる補正があることも導入の決め手となりました。受検結果は生徒の特性把握や三者面談などでも活用しており、導入初年度となる令和2年度は2度受検を実施しました。特に、論理的思考、創造性が伸び、9つの力以外にも耐性の成長を確認することができました。

本校は、令和3年度文部科学省「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究指定校として、全体計画や単元配列表、別葉を作成し、教育活動全体を通して生徒の道徳に関わる資質・能力の向上を目指しています。研究指定が終わった後も「Ai GROW」を活用しながら各種教育プログラムの効果検証につながる定量的な評価を行うことで、本校の教育活動全体の見直しや改善につながると確信しています。

生徒自身が気質や資質・能力などを客観的に把握することで、メタ認知が向上しています。次のステップに向けた目標を自ら設定し、その実現に向けた行動が取れるような生徒が増えることを期待しています。また、本校で身に付けた9つの力と主体的に行動できる姿勢を社会で生かしていってほしいと願っています。