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【活用事例】強みの可視化が豊かな学びと挑戦を支える

箕面自由学園中学校

【活用事例】強みと成長を把握する物差しが生徒の決断と挑戦を後押し

強みと成長を把握する物差しが生徒の決断と挑戦を後押し

 

本校は、大阪府豊中市にある幼稚園・小学校・中学校・高等学校を併設する総合学園です。建学の精神は「伸び伸びと個性を発揮できる、教養高い社会人を育成する」こと。社会環境が大きく変わっていく予測不可能な時代をも生き抜いていくための「自分で選択して決断して努力する」力を育むことを大切にしています。

現在は中学3年生を担当していますが、「Ai GROW」に出会ったのは高校生を担当していた4年前。進路指導を重ねるなかで、ペーパー・テストで測る学力だけではなく、それぞれの生徒がもつ輝く個性が生かされる道はないのかと考えるようになり、当時のAO入試(現・総合型選抜入試)に着目しました。AO入試に備えるには、何よりもまず自己の強みの把握が不可欠。生徒一人ひとりに自身の強みを把握させるための指導時間の確保や、教員間の生徒の捉え方の違いなどに悩むなかで辿り着いた結論が「生徒が自らで自身の強みに気付づけるようにできないのだろうか」でした。生徒に、「自分の良いところ」を測るための物差しをもってもらえばいいと考えたのです。この物差しとなる最適なツールとして導入したのが「Ai GROW」です。

「Ai GROW」の導入以前、生徒たちはクラスメートなどの友人に対しても、良い人、明るい人、楽しい人といった漠然としたイメージしかもっていないような印象がありました。「疑う力」「共感・傾聴力」などといったさまざまな能力の種類も知らなければ、それらの能力をもっていると他者から認められたこともないので無理もありません。「Ai GROW」でこれらの能力を可視化することで、生徒たちは他者の強みや特長を漠然としたイメージではなく具体的に言語化できるようになってきていると感じています。

また、生徒たちには学校での学びだけではなく語学研修やボランティア活動など、さまざまなことに積極的にチャレンジしてほしいと思っていますが、未知の世界に飛び込むにはある程度の自己肯定感が必要です。自分の強みをしっかりと理解できれば経験したことがないことにも自信をもってチャレンジすることができますし、われわれ教員や保護者も安心して送り出すことができます。

これらはもちろん、「Ai GROW」の導入目的であったAO入試に望むうえでの重要な要素ですが、大学進学の先、生徒が豊かに生き抜いていくための力を育むためにも欠かせないことだと感じています。自分や友人の強みや魅力を表す能力をたくさん知っておくことで、考えも、会話も豊かになるはずです。早いうちから「自分って何だろう?」と考え、ブレない強さを手にすることで、挑戦から逃げずに、かけがえのない経験を積むことができます。「Ai GROW」という物差しがもたらす効果ははかりしれません。

本校でも力を入れる探究においてテーマの一つになっているSDGs。私は、「Ai GROW」が可視化してくれる「自らの強み」は、SDGsと似た存在だと考えています。とても重要であることに疑いはないですが、毎日そのことばかり考えて暮らすわけではありません。しかし、折に触れてそれが基盤となり、判断の材料となります。「Ai GROW」で知り得た自らの強みが、生徒たちの決断や行動や挑戦を支える「根っこ」になってくれたらいいなと願っています。

 

▲担当学年の中学1年時と中学3年時の「Ai GROW」測定結果比較
(1年時から3年時にかけて各コンピテンシーの箱ひげ図の最小値と中央値が上昇。
学年全体でのコンピテンシーの成長を確認することができる)



生徒は「Ai GROW」を特別なものではなく、学校生活の一部として自然に受け入れている様子です。現在の担当学年は「Ai GROW」を入学年度から3年間継続して活用していますが、当初と現在の結果を比較してみるとさまざまな能力が底上げされてきていることが分かり、うれしく思っています。

 

今後は「Ai GROW」を、行事や探究の効果検証、本校の3年間の教育で伸ばせる能力の可視化、定期考査や模擬試験との相関分析、建学の精神の定量評価にも活用していきたいです。いずれは進学実績と同様に、本校での教育効果を対外的に示す根拠として活用していけたらとも考えています。本校が育む能力や育成を目指す人物像に共感をして子どもたちや保護者の皆さまに選んでいただける学校になれたらと願っています。

 

リンク:
箕面自由学園中学校

https://mino-jiyu.ed.jp/jhs/