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【活用事例】資質・能力の可視化によりチーム医療で活躍できる医療従事者を育成(別府溝部学園高等学校)

別府溝部学園高等学校

【活用事例】資質・能力の可視化によりチーム医療で活躍できる医療従事者を育成

資質・能力の可視化によりチーム医療で活躍できる医療従事者を育成

 

在宅医療など選択肢も増え、患者さんを取り巻く状況が多様化してきている中、医療は、病院で提供するものから、地域で支えるものへと変わりつつあります。また、医師・看護師を中心にケアを考えていくのではなく、患者さんを中心に、社会福祉士や栄養士など、異なる職種の人と関わり合いながらチームでケアを考え、医療を提供していく必要があります。これにより、もともと多くの資質・能力が求められていた看護師という仕事には、コミュニケーション能力、先を読む力、多様な他者と協働する力、自分の意見も伝えながら相手の意見も聞き、対話の中から最適な対応を導き出す力などといった資質・能力がさらに高いレベルで求められるようになっています。

これまでそうした資質・能力を培う場として行ってきたのが実習の機会です。しかし、コロナ禍でこの大切な機会が失われてしまい、スキルだけでなく職業適性を含む資質・能力を育むための代替プログラムが必要になりました。そこで地域医療などをテーマに、課題設定、仮説、情報収集、発表、そして振り返りまでをグループでの議論を通して行う、カンコーマナボネクト株式会社の探究プログラム「看護探究」を導入。この看護探究による生徒の成長を可視化したいということ、また、生徒にとっても自分自身を見つめる良いきっかけになるのではとないかと感じたことから、「Ai GROW」の導入を決めました。

 

看護探究の授業と「Ai GROW」の導入効果は、生徒の成長に確実に表れています。各授業にはその目的を理解して取り組んでいる様子で、振り返りでも得た「学び」を自分の言葉で説明できるようになっています。「Ai GROW」の受検結果にも、看護探究で特に重視している「課題設定」「個人的実行力」「共感・傾聴力」「柔軟性」など、他者と関わる力のスコアが高く出ており、看護探究の教育効果がしっかりと出ていることが分かりました。また、これまで目標をたずねると「国家試験合格」と答える生徒が多かったのですが、「地域医療に貢献できる看護師になりたい」「患者さんに寄り添える看護師になりたい」と、国家試験合格のその先を具体的に見据えることのできる生徒が増えてきました。看護や医療の本質に関わる大切なことが生徒にしっかりと身に付いているようでとても嬉しく思っています。

 

Ai GROW」は探究型授業である看護探究の効果の可視化という当初の導入目的の実現だけではないさまざまな効果をもたらしてくれていると感じます。生徒の意外な一面や課題も把握できるため、生徒に対する理解が深まり、より積極的な声掛けができるようになりました。また、特定のコンピテンシーが高い生徒の行動を観察することで、指導やアプローチのヒントを得ることもあります。「Ai GROW」の受検結果は教員の実感とも近く、さらに自信を持って教育活動に臨めるようになりました。

 

今後は、受検を重ね、学年ごとの比較などもしながら、どのような学びを積むことでどのような資質・能力が成長するのか、といったこともしっかりと確認していきたいと思っています。生徒たちは、スポンジが水を吸うようにぐんぐんと学んでいきます。さまざまな経験を通して座学だけでは身に付かない力を伸ばしていけたら、卒業していく生徒たちが医療従事者、社会人として素晴らしい人生を歩んでいってくれたらと願っています。

 

■IGS担当者からのここがポイント!!

別府溝部学園高等学校では、現在看護科にて「Ai GROW」をご活用いただいております。
生徒の皆さんは、看護探究の授業を通して「なぜ自分は看護の道に進もうと思ったのか」という原点からまず振り返り、「Ai GROW」の結果も合わせて自己分析することで、自身の強みを把握できるようになっています。それにより、授業や実習に対する姿勢にも変化が表れています。生徒の皆さんの、社会での活躍がとても楽しみです。

 

リンク:
別府溝部学園高等学校
https://www.mizobe-h.ed.jp/top/