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【活用事例】生徒の資質・能力の成長だけでなくそれらが発揮される場面も明らかに(上野学園中学校・高等学校)

上野学園中学校・高等学校

【活用事例】生徒の資質・能力の成長だけでなくそれらが発揮される場面も明らかに

生徒の資質・能力の成長だけでなくそれらが発揮される場面も明らかに

 

 スクール・ポリシー策定に要する学校教育活動のリジェネレーションへ向けた整理と、そのための教育成果の定量的なデータを取得するために「Ai GROW」の導入を決めました。学校として、柔軟かつ自由な「個別最適化」の実現を支えるためにどのような教育活動が有効なのかを、経験知ではなくAIやIAT技術を用いた測定と相互評価による客観的評価をベースに研究・分析していきたいと考えたのです。導入後、「Ai GROW」は生徒の特性把握、面談、クラス編成、クラスマネジメント、部活動や学校行事の効果検証などにも幅広く活用しています。

デジタル化や一人一台のデバイス利用によって、プライベートとパブリックなどあらゆる境目があいまいな時代です。そのなかで自己をいかに自覚していくかが重要だと捉え、特に自己を俯瞰(ふかん)する能力の定量化に注目しました。成長を見せたのは、創造性、個人的実行力、共感・傾聴力、影響力の行使でした。これは、「Ai GROW」のグルーピング機能を活用して調和性・多様性を重視したグループを作成したことや、クラスや学年だけではなく、ときには学校を超えた対話の機会を多種多様に用意したことの結果ではないかと考えています。

「Ai GROW」の導入は、教員をはじめ生徒にかかわるスタッフはもちろん、生徒にとっても「どのような状況でどんな能力が発揮されているのか」を考える機会になりました。学校内外の多様なシチュエーションを、資質・能力が発揮される「舞台」として明確に認知できるようになったわけです。生徒には、「Ai GROW」の受検とそのフィードバックを通して、自身の資質・能力を存分に発揮できる舞台を創造していくことを期待しています。