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title: 【セミナーレポート】第14回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて 〜出願書類における自己アピール方法と添削のポイント～
description: 大きな転換期を迎えている大学入試の変化は、大学入学共通テストの出題傾向だけでなく、各大学の個別選抜にも表れ、総合型・学校推薦型選抜の入学者の割合も急速に拡大しています。本セミナーでは、湘南ゼミナールで「総合型選抜（AO）・推薦コース」を立ち上げ、総合型・学校推薦型コンテンツ開発の責任者を務める川村一雄先生に、出願書類における自己アピールの方法とその添削方法について具体的な事例をお話しいただきました。
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2022.06.16

# 【セミナーレポート】第14回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて 〜出願書類における自己アピール方法と添削のポイント～

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大きな転換期を迎えている大学入試の変化は、大学入学共通テストの出題傾向だけでなく、各大学の個別選抜にも表れ、総合型・学校推薦型選抜の入学者の割合も急速に拡大しています。本セミナーでは、湘南ゼミナールで「総合型選抜（AO）・推薦コース」を立ち上げ、総合型・学校推薦型コンテンツ開発の責任者を務める川村一雄先生に、出願書類における自己アピールの方法とその添削方法について具体的な事例をお話しいただきました。

【講師紹介】

川村一雄氏（株式会社湘南ゼミナール 高等部、総合型選抜（AO）・推薦コース 責任者）

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## 合格する自己アピールの特徴

  

まず、合格する自己アピールの特徴を５つ挙げると、（１）アピールしたい能力が明確である、（２）（１）以外の能力は（１）の能力を説明する文章内に盛り込まれている、（３）学部・学科の学びや将来の仕事の「適性」と一致している、（４）能力の裏付けとなる経験が「視覚化」されている、（５）「面接官（専門家、社会人）の視点」まで意識されている、ということになると思います。

ある大学の出願書類における自己アピールとその添削例（上図）をご紹介します。当初「高校では部員が100名を超える中から、１年生の冬にアンサンブルコンテストの８名のメンバーとなり」だった文章について、「８名のメンバーとなり」を「８名のメンバーに選抜され」と修正しました。単に「メンバーとなり」ではなく、審査のプロセスを経て「メンバーに選抜され」たことが分かる表現に変えると伝わり方も違ってきます。

また、「強い自信を付け乗り越えました」という表現も、生徒は結果を強調しがちですが、その前に「曲の音源を人一倍聞き、和音も徹底的に調べることで曲についての理解を深めた結果」という文章を加えて、乗り越えたプロセスにおける具体的な努力をアピールできると指導しました。

 

## 読み手がイメージできない文章はゼロ評価

 

続いて別の事例です。実用英語検定で準１級を取得した生徒は、準１級に合格するまでの過程で「学習を客観的に評価する能力も向上させました」と抽象的な表現を使っていたのですが、そのプロセスをモチベーションと課題発見解決に因数分解して、「（英語を学ぶことで）多くの人々との交流から、より大きな学びが得られる」「過去約１か月の学習内容を振り返ることで、練習量の不足が原因であると分かり、１日に１つ以上の長文を読むという解決策を立てることができました」という具体的な記述も加えています。生徒に伝えているのは、読み手の想像力任せに書かれた文章は「基本的に伝わらない（≒情報伝達力がゼロ）」 文章であり、つまり「イメージできない文章は評価されない」ということです。

自己アピールはある意味プレゼンテーションであり、プレゼンテーションは“プレゼントを渡す行為”ともいえます。そこで生徒には、「プレゼントをあげる人の好みは確認するよね」など身近な例を用いて説明し、面接の相手はどういう人がいいと思っているか知る必要があると伝えています。

 

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## 自己アピールの添削ポイント

 

自己アピールの添削ポイントとしては、（１）アピールしたい能力をメインとサブに分類してメインの内容を具体的に記述する、（２）行動とその行動の意図を具体的に記述する、（３）学部・学科の学びや自身が目指す職業への適性への理解を深めさせる、（４）アドミッション・ポリシーの内容を自分の言葉で説明できるかを確認する、（５）採用側の視点を学ばせる、という５つを挙げたいと思います。

ある自己推薦書の事例ですが、文頭で「私の強みは、責任感がある事です」と書き始め、修学旅行の委員長を務めたことや中高で５年間続けた部活に言及し、文末では「続けていたらいつか実を結ぶのだと改めて感じました」と書いてありましたが、これではアピールの内容が一貫していません。

また、修学旅行の委員長として乗り越えた課題と解決方法、部活でもっとも成長した能力とその力が発揮されたエピソードなどの説明も不十分で、伝えたい「強み」「能力」「人格」が表現されていないと指摘しました。能力を具体化するには、状況→思考→行動→影響という流れで事実を分解して、振り返りの粒度を細かくする必要があります。さらに、能力に形容詞を付けて「コミュニケーション力」などの抽象的な言葉を使うことも重要です。

また、「長所」と「強み」を混同している生徒も少なくありません。「長所」は抽象的なもので、自分の優れた能力や性格的特性など、普遍的にあらゆる環境で役立つ能力、「強み」は具体的なもので、ある特定の環境や状況、専門性の中で極めて発揮される能力と説明しています。

 

## 「Ai GROW」で自己のアピール材料を発見

 

最後に、自己アピールの作り方について、「Ai GROW」でアピール材料を発見するという事例を紹介します。

ある生徒は出願書類で、高校３年時に文化祭のクラス代表を務め、「クラスメートひとり一人の得意分野に合わせて役割を振り分ける」「クラスメートから意見を募り、それらを積極的に取り入れた」と説明し、「国際協力の場において、現地の人の能力を生かしてプロジェクトを引っ張る人材」が必要なことから、「私の他者を生かすサーバント型のリーダーシップを国際協力の場でも生かします」とアピールしました。

生徒は、社会や学校生活で求められる能力の「名前」や「種類」を知らないことも多いのですが、「Ai GROW」では社会で求められるコンピテンシー（≒総合型選抜入試で求められる能力）が網羅されているので、コンピテンシーの理解を深めることができ、その能力が生かされた経験を思い出すこともできます。

つまり、「Ai GROW」で可視化された能力から自身の行動を振り返ることで、自分でも意識していなかった体験や成長、学びを想起させるわけです。言い換えれば、「Ai GROW」で自身の能力を顕著にすることが、自己アピールで話すそれまでの具体的な経験を思い出すことにつながります。

特に、低学年の生徒であれば、その力をこれからどのような場面や状況で発揮できるかということを考えさせることも可能です。自身の能力がちゃんと理解できれば、いまからでも自身の能力を裏付ける経験を積み立てていくことができます。

さらに、自分が伸ばしやすい能力、自分が伸ばさなければいけない能力も分かってくるわけですから、生徒自らも必然的に、活動の方向性というものを考えやすくなるだろうと思っています。

 

編集・執筆：株式会社REGION

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