城戸孝之先生 星城高等学校
本校は愛知県豊明市に1963年に開学し、今年で62年目を迎えました。建学の精神「彼我一体」を柱に、礼節・進学・スポーツ・国際交流を重視し、「”感謝のできる”実践力に富んだ逞しい人間の育成」を目標としています。
本校の探究活動は、平成27年度のSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)アソシエイト校の指定をきっかけに本格的にスタート。グローバルな視点での学びを展開する中、その多くが地元の地域社会と密接に関係していることに気付きました。令和元年度からは「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の指定を受け、グローバルな視点での学びをローカルな視点での地域活動につなげていくグローカルな学びを展開しています。
本校の探究学習では、以下の2つの資質・能力を育成ポイントとしています。
そして、いわゆる探究サイクルの前に「興味・関心のある社会課題との出会い」を大切にしています。
具体的には以下のような取り組みを行っています:
こうした社会課題に取り組む現場の人々の生の声は、生徒が社会課題に興味を持ち、自分ごととして捉えるきっかけとなるはずです。
また、課題解決に向けて実際に動いてみることで、失敗も含めて多くの学びが生まれると考えているため、探究活動には課題解決に向けたアクションを組み込むようにしています。
これらの仕掛けにより、社会課題を解決する当事者としての意識の芽生えにつながることを期待しています。
地域協働を軸にカリキュラムを開発する際、地元自治体・企業とコンソーシアムを構築して探究活動を設計しましたが、協力関係をうまく成立させるには、Win-Winの関係性を明確にすることが重要であると経験から学びました。
最終的には、生徒が地元の歴史・文化を題材にした日本語学習カルタを制作し、課題解決に貢献しました。このような地域協働におけるWin-Winの関係をいくつも築いていくことが、グローカルな学びを後押ししてくれます。
探究活動はグループ学習が中心ですが、課題となるのが「フリーライダー(活動に積極的に参加しない生徒)」の存在です。探究的な学びの内容や進め方は学校によってさまざまですが、どの教員も生徒が主体的に活動することを望んでいるはずです。どうすれば「フリーライダー」の生徒がいない探究活動にできるかに焦点を当てながら探究の授業計画を考えるのもよいのではないでしょうか。
星城高等学校「探究ブログ」
https://seijoh.ed.jp/diary/category/%e6%8e%a2%e7%a9%b6/