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【活用事例】社会の問題解決を担える「脇高版コンピテンシー」を身に付ける(徳島県立脇町高等学校)

作成者: Ai GROW 運営事務局|2022/09/21 0:08:22

 

 

社会の問題解決を担える「脇高版コンピテンシー」を身に付ける

 

本校では、1年生で独自の教材を利用し、課題研究の基盤となるクリティカル・シンキングなどといった「科学的思考力」を育成しています。2年生ではそれらの取り組みを基にSDGsをテーマにした探究活動を実施。その中で各学期に1回、3学年全体で「Ai GROW」を受検させ、生徒へのフィードバックを行いながら活動内容やプログラムの改善に取り組んでいます。

 

Ai GROW」導入の決め手は、本校で重視するコンピテンシーの変容を定量化できるだけでなく、客観的なデータが得られること。そして、探究活動を中心とした教育活動の効果検証やSSH事業の評価・改善に用いることができると考えたためです。現在はこれらに加え、海外語学研修や三者面談などを含め、活用場面が広がっています。最近の受検結果では、特に「論理的思考」「疑う力」「表現力」の成長が確認でき、本校の教育活動の効果を確認することができました。

 

本校では、社会の問題解決を担える「脇高版コンピテンシー」を卒業までに身に付けることを目指しており、入学から卒業までの「Ai GROW」3年間のデータを基に、「脇高版コンピテンシー」を効果的に伸ばすためのカリキュラム・マネジメントや指導方法の改善を行っていく予定です。また、部活動での活用に加え、生徒一人ひとり個別に最適化した指導にもつなげていきたいと考えています。

 

さらに、「Ai GROW」の独自の強みである相互評価による振り返りと、担任からのフィードバックによって、個人の特性や成長によりアジャストできればと考えています。自らの関わりから成長に向けた課題を発見し、その解決に主体的に向き合える人材を育んでいきたいです。

 

IGS担当者のここがポイント!!

徳島県立脇町高等学校は、当初から学校全体で「Ai GROW」を導入いただき、生徒のコンピテンシー評価から資質・能力の成長に関するデータの収集、活用に取り組まれました。自校の教育活動の課題解決へ向けた明確な活用目的を設定されており、さらに今年度からは、弊社の「探究力測定」で自律的探究力を、「傾向チェック」で文理傾向を測定し、コンピテンシー以外の教育データの活用も進めておられます。

 

リンク:徳島県立脇町高等学校
https://wakimachi-hs.tokushima-ec.ed.jp/